stormglass globe/ストームグラス地球儀/天気管
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では、いかにして天気管内の結晶が天気に感応して変化するのか?大気の温度や湿度、気圧、大気電気学的な影響等によって、溶解度や結晶形状が変化するためと考えられています。が、その仕組みは未だ完全には解明されてはいないようです。19世紀科学の謎の一つです。
この不思議な器具は19世紀のヨーロッパで使われた天気予報の道具です。樟脳などいくつかの化学薬品をアルコールに溶かしてガラス管に詰めたもの。溶液や沈殿の状態によって近未来の天気が予想できるためストームグラスあるいは天気管と呼ばれます。
天気予報と天気管
天気予報システムの完備されている現代では天気管から天気を読み取る切実な必要性がないために、わざわざ天気管を習熟しようという気にはなりにくいです。結晶の量や形状の変化を見て「おや?」っと思ったら天気予報を見ればいいわけですから。ストームグラスによる天気の予想としては「この分では数日後に雨が降るか嵐が来るかも知れないね」ぐらいで十分かと思いました。
ところで、当店では直径30mmガラス管のストームグラスを数年前から販売していましたがかなり人気があります。そこでこの度、ぐっと容量が大きくなって、直径90mmのガラス球である「ストームグラス地球儀」を販売しようということで、事務所において数ヶ月様子を見た結果、直径30mmストームグラスよりも優れた特性を持っていることがわかりました。
直径30mmストームグラスは27度を越える夏季になると、結晶量が減少して大きな結晶が観察しにくくなるという短所がありましたが、「ストームグラス地球儀」の方は容量が大きいためか、気温が上がっても豊富で美しい結晶を観察できました。
それに実は、地球を感じることの面白さだけではなくて、何より美しいことも大きな理由です。こんな、なんでもない小さな器具の中に、自然が造形するとても美しい結晶が毎日少しずつ変化していく様はアートそのものなのではないでしょうか?
見てるだけで「地球」と「アート」、このとどちらもが感じられる天気管をぜひお手元に置いてみてください。あなただけでなく、好奇心いっぱいの彼女にもプレゼントしてあげると喜ばれますよ。
地球を感じる面白さ
それよりも、ストームグラス内の結晶変化がとても美しく、時に見とれることもあります。この小さな球体の中に、結晶が成長したり、崩壊したり、浮遊したりして、日々変化します。
お天気というのは地球表面の大気の変化の現れです。その変化の予兆が小さな一個の天気管に結晶の変化として表れる。大気と天気管が連動していて、巨大な地球大気より数日前に小さな天気管が変化する。
この関係はそれなりに納得できるものがあります。だから天気管を通して「地球」の変化を感じるのは「なかなかいいね!」と思うのです。これが面白ざっか・デジモバで、商品としての天気管を販売しようと考えている理由です。
仕様
・商品サイズ:幅140×高180×奥行90(mm)
・ガラス球直径:90mm
・パッケージサイズ:幅135×高315×奥行130(mm)
・材質:ガラス(管)、木材、水、エタノール、樟脳(ショウノウ)他
・本体重量:約460g
・生産国:中国
ストームグラス地球儀の変化と天気予想
天気管の中の変化がどんな天気を予想しているかについては、この天気管のパッケージに記されていますが、もう少し詳しくはウィキペディアで次のように記されています。
● 天気が晴れるなら、ガラス管内の固形分は完全に底に沈み、液体は澄みきる。
● 雨に変わる前は、沈殿物の量が徐々に増え、星のような形のものが透明の溶液中を浮遊する。
● 嵐やひどい風の前には、固形分の一部が溶液の表面まで達し、大きな葉のような形になる。溶液は濁り、発酵しているように見える。この現象は天気の変わる24時間前に見られる。
● 冬、特に雪や霜のときには、管の高い位置まで沈殿物が積もる。内容物はとても白く、浮遊する点状のものが見られる。
● 夏、とても天気がよく暑くなるときは、沈殿物は管の非常に低い位置までしか積もらない。
● 風や嵐が接近してくるときは、接近してくる方向の反対側のガラス管の壁に沈殿ができる。
ストームグラス地球儀/天気管
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直径30mm「ストームグラス」と球径90mm「ストームグラス地球儀」の大きさ比較
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ストームグラスの動画
時間経過の変化動画