超・低温度差スターリングエンジン模型スターリングエンジンとは |
■スターリングエンジンとは 現在,地球規模での「省エネルギ・環境汚染」が深刻な問題となっています。そのため、「人にやさしい・環境にやさしいエンジン」の開発が要求されています。この要求に答えられる動力源としてスターリングエンジンが注目されています。 |
1816年、スコットランドの牧師、ロバート・スターリングは当時、全盛であった蒸気機関に対抗して、新しい熱機関を発明しました。高圧の蒸気ボイラーが爆発する事故をしばしば引き起こしていた蒸気機関に対して、低圧空気を使うスターリングエンジンは爆発の危険性がないことで、注目を集め、たくさん生産されました。 しかし、その後も、研究は続けられ、原理的に高い熱効率も実証されました。近年、省エネルギー、石油以外のエネルギー利用を目的とした研究の中で、スターリングエンジンの研究はさらに発展しました。 低温度差スターリングエンジンの開発の歴史はクロアチアのザグレフ大学のコリン教授が1983年に行ったデモンストレーションから始まりました。 パワーピストンの代わりにゴム製のダイヤフラム(薄い膜)を使用したこのモデルは、温度差100℃で力強く作動し、温度差が20℃になるまで動き続きました。 この画期的なデモンストレーションにより、スターリングエンジンの持つ可能性が多くの研究者に再認識され、その後も世界各国の研究者により、さらに低い温度差で動くスターリングエンジンの研究開発が進められていったのです。 |
■未来のエンジンと言われるわけ ※Web科学工作館より
>> 静かなエンジン 原理的に高効率 排気ガスがクリーン 熱源を選ばない |