この不思議な教訓茶碗は『会話を楽しくする道具』、『人生の勉強になる道具』なんだなとおもしろ雑貨屋デジモバでは考えています。
そしてもちろん『お茶碗』や『ぐい呑み』にも使えます。お友達やお子様にもどうぞ。
緑茶などを注ぎ教訓を体験しながらシーサー(沖縄の獅子)のとぼけた顔を眺めまったりとした時間を過ごすのもいいかも‥‥。
◆ 教訓茶碗物語 ◆
【宮良殿内の「八分さかずき」】
約230年前石垣島に宮良殿内に渡来物として贈答された1個のさかずきがあった。8分目以上にお酒を入れると底からすーと抜けてしまう。この不思議さに宮良家では家宝同様に扱って大切に保管してきた。とはいっても来客にはこれを見せ、あるいは使って「驚き」を分かち合い「教訓」話のネタにしていたからタダの家宝ではない。コミュニケーションの手段としても大いに役立っていた。だから石垣島をはじめとする沖縄では宮良殿内の「八分さかずき」として知る人ぞ知るであった。
米子焼工房の勝連さんは、このさかずきは非常に面白い、陶芸家としてこれをぜひ造ってみたいし、石垣島の名産にしたいと考えた。そこで茶碗としてこれを再現したいと宮良家に申し入れた。宮良家では快く協力を承知した。
【茶碗の開発】
しかし、一筋縄ではいかない。僕(店長)などがいくらしげしげ見てもそもそも原理がわからない。茶碗の真中に獅子の顔(沖縄ではシーサーと呼ぶ)をした柱のようなものがあるだけ。もちろん茶碗に固定されている。さらに原理だけではない、これをゴムやプラスチックを使用して作るならまだしも、焼き物で作るとなると、シロウト目で見ても難しそうである。
ただし、勝連さんの話では原理はすぐにわかったのだそうだ。具体的に開発していったのは昭和55年頃のことで、およそ1年ほどかかったそうだが、楽しく開発したと言う。やはり物造りのプロとなると考えかたが一般の僕らとはちょっと違うようだ。
しかし、奥さんの話では以前は100個作って良品20個という時期も長かった。採算が合わないからやめようかと何度も思ったそうだが、人気が高まっているために、やめるにやめられなくなった。だからどうにか工夫してやっと採算のとれる歩留まりに持ってきたと言う。
【商品テスト】
テストはかなり厳しい。テストは2回行う。これを通過して初めて良品となる。
●1回目:少し水を入れ漏れがないかのテスト。不合格品は排除。
●2回目:真っ直ぐに水が抜けるかどうかのテスト。そして同時に水が全部抜けるかどうかのテスト。不合格品は排除。
【人気のお土産】
「欲張りすぎると思わぬ落とし穴がある」の教訓茶碗としての話題性が観光客にも大受けで石垣島の名物土産になった。勝連さんの「米子焼き(よねこやき)工房は市街地から離れた郊外型の店舗である。が、わざわざここまで訪問する客も多いという。今では他の工房でも教訓茶碗を作るようになったという話だが、開発者だけあって、勝連さんは教訓茶碗に対する責任感が強い。上記のテストを経たものだけに、品質は安心できる。もちろん面白雑貨屋デジモバで販売しているのはこの米子焼き工房になる教訓茶碗だ。
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