星降る部屋の劇場で100億の夜を過ごしましょうか
真っ暗にした部屋の中でごろんと寝転がりながらホームスターを作動させます。するとボンヤリした星らしきものが・・・目が慣れてくると「ホーッ」というような圧倒的な銀河が広がっていきます。特に天の川は圧巻です。都会では絶対見ることのできない雲のような天の川を堪能することができます。
暗闇に目が慣れてくると、ようやく星々がクッキリと見えてきます。このアナログな時間の経過が私達の意識を現実の部屋から遠い銀河の世界へと移し換えてくれます。これが例えば映画や動画などとプラネタリウムの違いでしょう。こうした意識のチェンジはプラネタリウムという劇場ならではのものですね。
ホームスターは全天が一周する日周運動機能やランダムなタイミングで星が流れる流星機能なども搭載していますので、大規模なプラネタリウム並みの星空体験が自宅の一室でできるのです。たとえ星の知識がなくても、満天の星をボンヤリと眺めているだけでも飽きることがありません。こうして暗闇で寝転がってぼそぼそ話していると、知らないうちに長い時間を家族と過ごしちゃったってことが多いみたいです。
何が優れているのか?
ホームスターの優れた特徴は何かっていうと、星の数量の多さと高輝度でシャープな星像なのです。さらに恒星原板ソフトが差替え可能なカートリッジ式になっているので拡張性が高いのです。
● 満天の星より多い銀河の星数
数量については一般的に人間の肉眼で見ることができると言われる数千個の星数を超えた、約6万もの星を投影することができます。つまり最も星をよく観測できる山岳で見上げた星の数よりもさらに多いのです。
● シャープな星像
投影のシャープさについては、世界初の光学式家庭用プラネタリウムだからです。つまり、これまでの家庭用プラネタリウムはピンホール式といって、球状の遮光体の表面に星に相当する孔をあけ、中心に置いた光源の光を通して投影する方式ですから影絵の原理なのです。ピンホール式は安価にできますが、シャープな像を投影するのが難しいという欠点がありました。それに対して光学式は光源の光を精密な恒星孔をあけた恒星原板に通し、それを投影レンズによって投影する方式です。高輝度でシャープな星像を作れますが、非常に高価で扱いが難しいため、施設用の業務用プラネタリウムへの応用に限られていました。ホームスターの光源には耐久性に優れた高輝度白色LEDを使用することにより、壮大な星空をリアルでクリアな映像で再現しています。
※専用恒星原板「日本の星空」
● 差替え可能なカートリッジ式恒星原板
恒星原板ソフトは差替え可能なカートリッジ式ですので、商品に付属するもう一枚の原板ソフトと入替えることにより、星座のラインの入った星空を鑑賞することも可能です。大平氏の技術が集約された恒星原板は直径わずか5cm余りのフィルムの中に、星に相当する微細な穴が6万個以上も開けられています。
※
専用恒星原板「日本の星空:星座ライン入り」 部分
その他の優れた特徴
・ランダムなタイミングで星が流れる流星機能
・約12分間で全天が一周する日周運動機能
・15・30・60分で自動電源オフとなるタイマー機能
・17cm四方(ACアダプター部除く)に収まるコンパクトサイズ。どこにでも置くことができます。
・ピント調整はもちろんのこと、0~90度に投影角度を調整可能ですから、天井だけでなく、壁面に投影することも可能です。様々な住宅事情や使い方に応じた投影が可能です。
開発者
ホームスター開発者日本科学未来館や川崎市青少年科学館、愛知博でも公開上映されたスーパープラネタリウム「メガスター」の開発者大平貴之氏。彼が今回は家庭版としてこのホームスターをセガで開発しました。
ご注意
あくまでプラネタリウムです。暗いほど鮮明な星像が見えますので、例えばDVDを鑑賞しながら、星空を楽しむなどということは無理とお考えください。
プラネタリウムのBGM
お部屋でプラネタリウムを鑑賞するときは、バックグラウンド・ミュージックを入れると、癒し効果が高まります。
- ゆったりと広がって心が溶けてゆくような、ピエトロ・マスカーニの「カヴァレリア・ルスティカーナ 間奏曲」。
- 広がりながら透明になってゆくような宮澤賢治の「星めぐりの歌」。実際のプラネタリウムの上映によく使われています。
- 優しくゴージャスにグレン・ミラーの「ムーンライト・セレナーデ」や・ディズニー映画『ピノキオ』の主題、「星に願いを」。