観覧車が解く『幸せな時』の封印。
ゆっくりゆっくりと廻りながら、 気が付けば高い空の真ん中で大声で笑っていられるのが観覧車。黄昏の空をボンヤリと眺めていると、フランスの詩人じゃないけども、遠く沈んだ夕日に心が溶けてしまいそう。
子供の時、何といっても観覧車は大好きな乗り物だった。大きな笑い声とお日様の匂い、光と風の感触、そして遊園地の音楽。
大人になった私達、二人で乗った観覧車から眺める街の夕陽、大きな夜景‥このひとつひとつが快い、そして心に良い時間の記憶。
だから、シルバー観覧車を眺めていると、心の底に沈んでいた甘酸っぱいメモリーが泡のように湧き上がる。
誰もが知っているように「幸せな時」がいつまでも続くわけではない。諸行無常が世の常だから。でも、「幸せな時」がくっきりと心に蘇ることがある。そのキッカケは観覧車。こんなアイテムを一つもっていることは、人生を豊かにする上でとても大切なこと。
居間の隅にある観覧車をチラリと見ただけで、自然にほら、君の『幸せな時』の物語が聞こえてこない?‥そしてココロが元気になれたなら、また明日から頑張りましょう。
昼間は太陽光線を受け、ソーラー電力でゆっくりと回転します。 ティータイムにそっと眺めていると、とってものんびりします。黄昏になるとランプを点します。クロームメッキの観覧車にランプの光がキラっと反射して、とてもキレイです。夜のリビングルームで廻っている観覧車は夢の中の夜の遊園地のようです。