面白ざっか・デジモバ

ココロに役立つおもしろ雑貨のセレクトショップです。

教訓茶碗

教訓茶碗「白」


教訓茶碗「黒」


教訓茶碗「緑」



教訓茶碗

不思議な茶碗があります。「教訓茶碗」といいます。

石垣島の米子焼工房製です。底に穴があいているのに、お茶を入れてもなぜかこぼれない。ところが、器の中の八分目ぐらいの「どこか」を境にそれ以上入れると全部こぼれてしまう。
「ええ!?何でそんなヘンな茶碗があるの‥だったら茶碗じゃないよね」っと思う人にはこの茶碗は要りません。

教訓茶碗

この不思議さを「へえ~」と感じる人には、とっても素敵な茶碗なのです。だって、お茶を注ぐときはとってもスリリングでしょう?

ティータイムがイベント

ギリギリのギリギリがどの辺りなんだろうと注意しながらお茶を注ぐ‥‥普段注目しない行為に集中しちゃいます。

だからこの緊張がティータイムを楽しいイベントタイムに変化させてしまいますよね。テーブルがお茶びたしになる可能性も充分なんですけど。。

教訓茶碗
付け加えますが、八分目までは普通の茶碗です。傾けようが、揺さぶろうが決してこぼれません。

‥‥だからこれは茶碗ではありません。
会話を楽しくする道具なんですね。ティータイムのイベントが終わった後でも仲間同士の話のネタになる道具。そう思いません?

教訓茶碗

教訓って

“欲張り過ぎるとすべてを失ってしまう”とか“欲張りすぎるとしっぺ返しがくる”という古人の教え。その「教訓」がそのまま茶碗としてカタチになったのが教訓茶碗です。

「やっちゃった!」って時はこの教訓を経験できたわけですから大いに人生の勉強になったって思えば「とても嬉しい」ですよね。ヽ(^-^ )

そう、この不思議な教訓茶碗は『会話を楽しくする道具』、『人生の勉強になる道具』なんだなと「面白ざっか・デジモバ」では考えています。

教訓茶碗

シーサーのおとぼけ顔を

緑茶などを注ぎ「教訓」を体験しながらシーサー(沖縄の獅子)のとぼけた顔を眺めて、まったりとした時間を過ごすのもいいですよ。お友達やお子様にもどうぞ。

※メーカーの話によると、シーサーのおとぼけ顔は、表情が微妙に違う4-5種類の顔があるそうです。どの表情をゲットできるかは、お手元に届いてからのお楽しみです。

もちろんお茶の『お茶碗』だけでなく『ぐい呑み』にも使えます。 お酒の場合だと、飲み過ぎにならないようにセーブしやすくなりますね。注ぎ過ぎて全部こぼれてしまった場合はその時点でゲームオーバー。飲み過ぎ信号が点滅しましたのでご注意くださいね。教訓茶碗

サプライズと教訓が一杯に詰まったこの茶碗、ご自分だけでなく、お友達や、お父さん、お母さんにもプレゼントしてあげると喜ばれますよ。だから二つでも三つでも四つでも五つでも、遠慮無くご注文ください。

仕様

教訓茶碗
※教訓茶碗「白」

教訓茶碗
※教訓茶碗「黒」

教訓茶碗「緑」
※教訓茶碗「緑」

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宮良殿内の「八分さかずき」

約230年前石垣島の宮良殿内に渡来物として贈答された1個のさかずきがあった。8分目以上にお酒を入れると底からすーと抜けてしまう。

この不思議さに宮良家では家宝同様に扱って大切に保管してきた。とはいっても来客にはこれを見せ、あるいは使って「驚き」を分かち合い「教訓」話のネタにしていたからタダの家宝ではない。コミュニケーションの手段としても大いに役立っていた。

教訓茶碗

だから石垣島をはじめとする沖縄では宮良殿内の「八分さかずき」として知る人ぞ知るであった。米子焼工房の勝連さんは、このさかずきは非常に面白い、陶芸家としてこれをぜひ造ってみたいし、石垣島の名産にしたいと考えた。そこで茶碗としてこれを再現したいと宮良家に申し入れた。宮良家では快く協力を承知した。

茶碗の開発

しかし、一筋縄ではいかない。僕(店長)などがいくらしげしげ見てもそもそも原理がわからない。

茶碗の真中に獅子の顔(沖縄ではシーサーと呼ぶ)をした柱のようなものがあるだけ。もちろん茶碗に固定されている。さらに原理だけではない、これをゴムやプラスチックを使用して作るならまだしも、焼き物で作るとなると、シロウト目で見ても難しそうである。

教訓茶碗

ただし、勝連さんの話では原理はすぐにわかったのだそうだ。具体的に開発していったのは昭和55年頃のことで、およそ1年ほどかかったそうだが、楽しく開発したと言う。やはり物造りのプロとなると考えかたが一般の僕らとはちょっと違うようだ。

しかし、奥さんの話では以前は100個作って良品20個という時期も長かった。採算が合わないからやめようかと何度も思ったそうだが、人気が高まっているために、やめるにやめられなくなった。だからどうにか工夫してやっと採算のとれる歩留まりに持ってきたと言う。

商品検査

検査はかなり厳しい。テストは2回行う。これを通過して初めて良品となる。
● 1回目:少し水を入れ漏れがないかの検査。不合格品は排除。
● 2回目:真っ直ぐに水が抜けるかどうかの検査。そして同時に水が全部抜けるかどうかのテスト。不合格品は排除。

とまあ、こんな具合。

教訓茶碗

人気のお土産

「欲張りすぎると思わぬ落とし穴がある」の教訓茶碗としての話題性が観光客にも大受けで石垣島の名物土産になった。

勝連さんの「米子焼き(よねこやき)工房は市街地から離れた郊外型の店舗である。が、わざわざここまで訪問する客も多いという。今では他の工房でも教訓茶碗を作るようになったという話だが、開発者だけあって、勝連さんは教訓茶碗に対する責任感が強い。

上記のテストを経たものだけに、品質は安心できる。もちろん面白雑貨屋デジモバで販売しているのはこの米子焼き工房になる教訓茶碗だ。

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