なぜ手のひらにのせただけで、エンジンが動き続けるの?
『体温で動くスターリングエンジンが作れないか?』というNASAの難問に、ウイスコンシン大学のセンフ教授が応え、それを実現させたモデルの原理・構造を応用したのが、この超・低温度差スターリングエンジン模型です。手のひらの温かさだけで回ります。
スターリングエンジンは、太陽エネルギーで宇宙船を動かすという目的のため、現在米航空宇宙局(NASA)で研究されています。温度差によって動くスターリングエンジンは、太陽エネルギーだけでなく、石油枯渇と環境悪化が予想される21世紀を救う「夢のエンジン」といわれ、注目されています。
世界的にも希少な模型です
NASAモデルが両手に載せるサイズ(6インチ)だったのに対して、これは片手サイズ(3.5インチ)と小型です。 小さくなる分、吸熱、放熱する面積が減少しますので、より高度な加工技術が要求されます。一般的に低温度差と言われていても20~30℃の温度差が必要なモノが多いようですが、この超・低温度差スターリングエンジン模型は本当に手の温もりだけで回る、世界的にも非常に希少なスターリングエンジン模型です。
こんな感じで動きます
個体差はありますが、7~8℃の温度差があれば作動します。 手の温もりで動かす場合は、手のひらに1分ほど置き、ベース下面がほんのり人肌の暖かさ、上面がひんやりとした金属の感触を感じたら、はずみ車を時計方向へ回してください。 ゆっくりと回り始めます。
冷たい物の上に置くと逆回転します。 氷、冷えた缶ビールの上などに置いて、ぜひお試しください。お客様のレビューにもありますように、夏場は冷たい保冷剤の上に置くときれいに回ります。
コンピューター、テレビ、モニター、オーディオアンプなど身近な放熱している物の上に置くと、いつまでも回り続け、面白いインテリアオブジェとしても楽しめます。
超・低温度差スターリングエンジン模型のアルミ部分は陽性酸化処理により美しく着色され、真鍮、ステンレスの金属素地とのコントラストも美しく、ディスプレーモデルとしてのクオリティーも兼ね備えています。
書斎はもちろん、仕事机の上やリビングテーブルにおいて、気分転換したいとき、そっと手のひらに載せて、まわしてみたくなりますね。なんだかいじらしいエンジンです。
思い立ったらすぐに動かせて、メンテナンスもほとんど必要ないのが、スターリングエンジン模型の魅力の一つとも言えます。しかも未来の夢のエンジンの原型としての構造がよくわかりますから、知的教育の一環となるってことで、子供と遊びながら実は自分が楽しむってことができますね。